平成27年度 静岡県海外技術研修員受入業務

2016年05月11日

「子どもと青年の健康と育成」をテーマに研修

平成28年2月、静岡県企画広報部地域外交課より受託し、静岡県海外技術研修員としてブラジルから ルシアーネ マヤ ヤマウチさんを受入ました。ルシアーネさんは、4週間という限られた期間ではありましたが、「子どもと青年の健康と育成」を研修テーマとし、学校や関係施設を訪問したり、担当職員から講義を受けたりして、日本における取り組みや問題について学びました。特に日本の教育制度について学び、静岡県の学校や給食センターを訪問して食育について知識を深めたことは、大きな驚きと発見があったそうです。また、日本ではそれほど大きな問題にはなっていない青少年の薬物使用について、未然に防ぐためのプロジェクトを学び、アルコール・薬物依存患者のための聖明病院を視察する機会もありました。その他、富士市と菊川市にあるブラジル人学校を訪問し、日本で暮らすブラジル人の子ども達と触れ合い、ブラジル人教師との意見交換を通して子ども達の抱える問題についても学びました。
滞在中は研修を受けるだけでなく、念願の親戚と面会したり、静岡県の歴史や風土に触れたりする機会もありました。訪問した先々で会う職員による対応や人々の様子から、日本人の時間厳守、日々の健康に気をつけること、相手への尊重、献身的な働き方、寛大さなど、専門研修同様に感銘を受けたことが多かったようです。
帰国後は、研修で学んだことを発信しつつ、日本での習慣を継続していきたいと意欲を示していました。そして、大学院を卒業することを目下の目標とし、研究を続けるという報告を受けています。

イメージ画像

イメージ画像